避けなければ。。。。

2019.11.24
思い出す限り、子供の頃より思考の速さが随分と遅くなった気がする。
記憶力も悪くなった。


思考の遅さが、記憶力の悪さであることは、薄々気がついていたが、これほど正比例しているとは、自分ながら驚きでもあり、呆れる。

だが、反対のことにも気がついた。
思考が遅くなった分、周りとの関係がよく見えるようになった。
最近では、曲がりながらも長編小説も書ける自分がいる。


ある日本のテレビ局で、アメリカの著名な超能力者が出演し、その中で思考を止めると、どこに失踪した子供がいるか目に浮かぶという実証実験が放映されていた。

目に浮かぶのは、その人にしかわからないが、脳波の状態は検査できる。
その脳波の結果は、驚くべき内容だった。
まさに思考が停止しているかのように、脳波の活性を示す赤い点滅が消え、青に変わリ、ゆっくりと失踪者の場所をスケッチし始めた。


超能力者のように常識を超えた人たちは、思考をとんでもなく速く使っているのだろうと考えるのが普通だ。
しかし、ここで示す結果は逆で、思考はほぼ止まっている。


その時、自分の今の状況を思いながらも考えた。
「頭脳の明晰さは思考の速さかもしれないが、思考が遅くなるのも一つの能力かもしれない」


 現代の教育は、多くを記憶し物事を早く処理する能力を優先している。
それはそれで問題はないが、遅く思考を止めるなどという教育は聞いたことがないが、ここに何かあるのかもしれない。


思考はそう簡単には止まらないが、もし思考を意図的に止めることができるなら、リモートビューだけではなく、過去未来を見透すようなことが可能になるかもしれないということだ。

最近は思考の速い頭脳派は、AIに負かされる時代になっている。

もし、そうなら私の出番はまだある。
しかし、思考が止まり恍惚の人になるのは、避けなければ。。。。。
2019.11.24 18:49 | 固定リンク | つぶやき

 

- CafeLog -